2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.9 テラヘルツ全般

[11a-Z24-1~7] 3.9 テラヘルツ全般

2020年9月11日(金) 10:00 〜 11:45 Z24

永井 正也(阪大)

11:30 〜 11:45

[11a-Z24-7] 金ナノ構造-酸化チタン積層膜のTHz-TDS評価

日口 聖規1、小出 洋史1、柳谷 伸一郎1,2、川上 烈生1、片山 哲郎1,2、古部 昭広1,2、太田 薫3、富永 圭介3 (1.徳島大理工、2.徳島大pLED、3.神戸大)

キーワード:THz分光, 酸化チタン, 金ナノ構造体

酸化チタンを金ナノ粒子(AuNP)と金薄膜で挟んだ積層(MIM)構造膜は可視から近赤外域に吸収帯を有し、金ナノ粒子で励起電子寿命がTiO2膜厚によって変化する挙動を先行研究で見出した。一般的に自由電子はテラヘルツ(THz)帯に吸収を持つため、作製した薄膜はTHz帯活性な光材料として期待される。本研究では、MIM構造をTHz-TDS法(THz time-domain spectroscopy)によりTHz帯透過率を観測し、酸化チタン膜厚依存性について検討し、THz帯活性について考察した。