[11p-Z11-1~14] 12.5 有機太陽電池

[11p-Z11-11] レーザー交互積層ハライドペロブスカイトにおける層間固相反応

飯田 裕貴¹、嶋田 貴大¹、阿部 優汰¹、佐藤 知正¹、〇松木 伸行¹ (1.神奈川大工)

キーワード：ハライドペロブスカイト, 太陽電池, レーザー堆積

我々はコンビナトリアル赤外レーザー分子線堆積法によりPbI₂およびCH₃NH₃I（MAI）を交互積層するペロブスカイト層製膜プロセスを開発し，製膜をnmオーダーで制御することで成長や劣化のメカニズム解明を目指している．本研究では，PbI₂とMAIの交互積層膜厚を変化させることにより層間固相反応への影響を調べた．X線回折による結果は，室温での層間固相反応によりCH₃NH₃PbI₃のフェーズのみとなるPbI₂層の臨界膜厚が150 ~ 300 nmの範囲内にあることを示唆している．