9:30 AM - 9:45 AM
[8a-Z05-3] Application to joining of dissimilar materials with high joint strength by surface photochemical modification and nanocoating technology
Keywords:photochemical surface modification, joining, dissimilar materials
近年、フレキシブルプリント配線基板(FPC)においては、粗面化した銅箔表面の凹凸に接着剤か加熱したポリマー表面を密着させる方法(アンカー効果)が使われている。しかし、高周波特性に優れる第5世代通信(5G)用基板においては、銅箔表面の凹凸により伝送損失が大きくなるため、平滑性が高い銅箔表面とポリマー膜とを高強度で接合できる方法が求められるが、既存の表面処理剤では接合強度のばらつきが大きいなど、十分な接合強度が得られない課題があった。演者らは温和で簡便な紫外光を用いた表面化学修飾ナノコーティング技術によるカーボン材料の各種官能基化技術の開発を行っている。1)本技術は基材としての材料特性を維持しつつ、撥水撥油性・親水性等の表面特性を新規に付与することが可能である。本研究では、当該技術を利用した酸素官能基化ポリマー膜による高強度異種材料接合技術への応用について検討した。