2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.3 酸化物エレクトロニクス

[8a-Z07-1~8] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2020年9月8日(火) 09:15 〜 11:30 Z07

塚﨑 敦(東北大)

09:30 〜 09:45

[8a-Z07-2] 強磁性ペロブスカイト酸化物SrRuO3 高品質薄膜中でのワイルフェルミオンを示す量子伝導現象

瀧口 耕介1,2、若林 勇希1、入江 宏1、クロッケンバーガー ヨシハル1、大塚 琢馬3、澤田 宏3、ニコラエフ セルゲイ4、ダス ヘナ4、田中 雅明2,5、谷保 芳孝1、山本 秀樹1 (1.NTT 物性研、2.東大工、3.NTT CS研、4.東工大WRHI、5.東大スピンセ)

キーワード:ワイル半金属, ペロブスカイト酸化物

近年強磁性体中のワイルフェルミオンは、エレクトロニクスやスピントロニクス、量子計算への応用可能性から注目を集めている。強磁性ペロブスカイト酸化物 SrRuO3はその有望な候補の一つとして挙げられてきた。一方で、その薄膜の高品質化の困難さからこれまでその実験的証拠はなかった。本研究では機械学習を援用した世界最高品質のSrRuO3薄膜において、ワイルフェルミオンの存在を示す重要な伝導現象の観測結果を報告する。