[8a-Z08-1~8] 10.4 半導体スピントロニクス・超伝導・強相関

[8a-Z08-8] スピンポンピングによって誘起された強磁性トポロジカル絶縁体表面における非線形電流

〇濱 祐介¹、野村 健太郎² (1.国情学研、2.東北大金研)

キーワード：トポロジカル絶縁体, 磁化・スピン制御, スピン軌道相互作用

本研究では、強磁性体とトポロジカル絶縁体のハイブリッド系、強磁性トポロジカル絶縁体の表面における量子輸送現象とそれを利用したスピントロニクスデバイス開発への応用に向けた解析を行う。ここでは、強磁性共鳴を起源とするスピンポンピングによって誘起される、強磁性トポロジカル絶縁体の表面において生じる電流及び電圧の理論解析を、非平衡(Keldysh)グリーン関数を用いて行った。その結果、スピンポンピングを引き起こす交流磁場の振幅の２次に比例した非線形電流が生じることがわかった。