2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

10 スピントロニクス・マグネティクス » 10.5 磁場応用

[8a-Z10-1~9] 10.5 磁場応用

2020年9月8日(火) 08:30 〜 11:00 Z10

三井 好古(鹿児島大)、諏訪 雅頼(阪大)

08:45 〜 09:00

[8a-Z10-2] 反磁性物質の磁化率異方性に関する研究

木村 史子1,2、堀井 滋1,2、土井 俊哉2、マイーニ ルシア3、カプチーノ キアラ3、和田 昌久4、木村 恒久4,5 (1.京都先端科学大工、2.京大院エネ科、3.ボローニャ大学、4.京大院農、5.福井工大)

キーワード:磁場配向, L-alanine, 磁化率異方性

磁場による2軸性微結晶の3次元配向試料は3次元的異方性を有するので、複合材料の高性能化、粉末試料からの単結晶X線構造解析等、いろいろな分野への応用が期待される。3次元磁場配向試料の作製には、結晶の磁化率異方性にもとづき、印加する磁場を最適化する事が望まれる。我々は、X線回折法により、磁化率異方性を決定する手法を常磁性結晶(高温超伝導体)で検討してきた。今回我々は、この手法を反磁性物質であるL-alanineに適用し磁化率異方性比を決定した。また、その値の妥当性を検討するため、分子の異方性にもとづき結晶の磁化率を決定し、実験値と比較したので、報告する。