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[8a-Z10-2] 反磁性物質の磁化率異方性に関する研究
キーワード:磁場配向, L-alanine, 磁化率異方性
磁場による2軸性微結晶の3次元配向試料は3次元的異方性を有するので、複合材料の高性能化、粉末試料からの単結晶X線構造解析等、いろいろな分野への応用が期待される。3次元磁場配向試料の作製には、結晶の磁化率異方性にもとづき、印加する磁場を最適化する事が望まれる。我々は、X線回折法により、磁化率異方性を決定する手法を常磁性結晶(高温超伝導体)で検討してきた。今回我々は、この手法を反磁性物質であるL-alanineに適用し磁化率異方性比を決定した。また、その値の妥当性を検討するため、分子の異方性にもとづき結晶の磁化率を決定し、実験値と比較したので、報告する。