2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[8a-Z12-1~11] 12.7 医用工学・バイオチップ

2020年9月8日(火) 09:00 〜 12:15 Z12

宇野 重康(立命館大)、細川 千絵(大阪市立大)

10:15 〜 10:30

[8a-Z12-6] 三次元構造の制御に向けたエレクトロスピニング法によるナノファイバー膜の作製

羽田野 雄輝1、竹原 宏明1,2、一木 隆範1,2 (1.東大工、2.ナノ医療イノベーションセンター)

キーワード:エレクトロスピニング, ナノファイバー, 人工皮膚

ナノファイバーは医療・バイオ材料への応用が進められ、細胞培養の足場や化粧品素材として応用されている。ファイバー材料は生体組織様の構造体を再構築する上で重要であるが、生体組織は機能に応じて複雑なミクロ・マクロ構造を有している。例えば、皮膚の最外部に位置する角層は、体外からの異物侵入や体内からの水分蒸散を防ぐバリア機能を担い、角層細胞の隙間を細胞間脂質が埋めるレンガ・モルタル構造を有している。本研究では、生体組織の機能を再現しうる複雑な構造を有する人工生体組織の作製に向けて、エレクトロスピニング法によるナノファイバー膜の三次元構造制御を検討する。