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[8a-Z12-6] 三次元構造の制御に向けたエレクトロスピニング法によるナノファイバー膜の作製
キーワード:エレクトロスピニング, ナノファイバー, 人工皮膚
ナノファイバーは医療・バイオ材料への応用が進められ、細胞培養の足場や化粧品素材として応用されている。ファイバー材料は生体組織様の構造体を再構築する上で重要であるが、生体組織は機能に応じて複雑なミクロ・マクロ構造を有している。例えば、皮膚の最外部に位置する角層は、体外からの異物侵入や体内からの水分蒸散を防ぐバリア機能を担い、角層細胞の隙間を細胞間脂質が埋めるレンガ・モルタル構造を有している。本研究では、生体組織の機能を再現しうる複雑な構造を有する人工生体組織の作製に向けて、エレクトロスピニング法によるナノファイバー膜の三次元構造制御を検討する。