2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

2 放射線 » 2.1 放射線物理一般・検出器基礎

[8a-Z14-1~12] 2.1 放射線物理一般・検出器基礎

2020年9月8日(火) 08:30 〜 11:30 Z14

越水 正典(東北大)

11:15 〜 11:30

[8a-Z14-12] [放射線奨励賞受賞記念講演] 耐熱性と耐放射線性を兼ね備えたダイヤモンド半導体型γ線検出器

上野 克宜1 (1.日立研開)

キーワード:ダイヤモンド, γ線検出器, 原子力プラント

福島第一原子力発電所の事故を受けて、原子力発電所の計装システムの強化が進んでいる。計装システムの一つである格納容器用雰囲気モニタには、耐熱性(300℃)及び耐放射線性(5 MGy)の強化が要求されている。これらの機能を向上させるために、強固な共有結合で形成され、広いバンドギャップ(5.5 eV)を有するダイヤモンド半導体をγ線検出器とする方式が期待できる。本研究の目的は過酷環境下でのγ線計測技術の確立である。本講演では、試作したダイヤモンド半導体型γ線検出器とその耐熱性及び耐放射線性の評価結果を報告する。