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[8a-Z22-5] 外部機器操作のためのBLEマウスガード型コントローラの開発に関する研究
キーワード:マウスガード, ブレイン・マシン・インターフェイス
四肢麻痺は脊髄損傷や染色体異常により発症し、四肢麻酔の患者は運動障害等、日常生活に重大な制約を受ける。四肢麻痺患者のQOLの向上を目的に、今日では四肢を用いずに外部端末の操作を行う研究が行われてきた。近年では、頭皮に装着した電極から獲得した脳波を検出し、脳波のパターン解析により機器操作を行うBMI(Brain Machine Interface)の研究も行われている。しかしながら、脳波のパターン解析に時間がかかる等の改善点も多い。一方で、四肢麻痺患者の多くは咬合や舌の動きは維持される。本研究では、口腔機能による外部機器操作を目的とし、最近開発した唾液中糖濃度の連続計測が可能なマウスガード(MG)型バイオセンサの技術を応用することで、マウスガード内に圧力センサとBLEを組み込んだマウスガード型コントローラを開発した。