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[8a-Z25-3] 36Clの加速器質量分析における妨害同重体36Sの除去方法の検討
キーワード:加速器質量分析, 塩素36, 同重体分離法
加速器質量分析法(AMS)による核種の超高感度検出において、36Cl (半減期T1/2 = 3.0 × 105 yr)は,その測定が最も困難な核種の一つである。36Clの妨害同重体である36Sは,硫黄そのものが環境中に存在し易い元素であり,その除去が難しくなっている。イオン源からのビーム自体に含まれる36Sを減らす方法と,検出器へ入射する36Sのスペクトルを分離識別する方法について検討して、バックグラウンドとして36Cl/Cl < 3 × 10-15を得た。