2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

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CS コードシェアセッション » 【CS.1】 2.4 加速器質量分析・加速器ビーム分析 と 7.5 イオンビーム一般のコードシェアセッション

[8a-Z25-1~12] 【CS.1】 2.4 加速器質量分析・加速器ビーム分析 と 7.5 イオンビーム一般のコードシェアセッション

2020年9月8日(火) 09:00 〜 12:15 Z25

松崎 浩之(東大)、笹 公和(筑波大)

10:00 〜 10:15

[8a-Z25-5] 加速器質量分析におけるレーザー光脱離法の分子負イオンへの適用の検討

三宅 泰斗1、山形 武靖2、谷井 智樹3、松崎 浩之2,3 (1.理研仁科センター、2.東大博物館、3.東大工)

キーワード:加速器質量分析, レーザー光脱離法, 分子イオン

AMSにおけるレーザー光脱離法(LPD)は、同重体負イオンをレーザー光で中性化し、目的核種から分離する手法である。原子の電子親和力(EA)よりもレーザーのエネルギーが大きい場合に光脱離反応で負イオンが中性化されるため、目的核種よりも同重体のEAの方が大きい場合には適用ができない。一方、分子イオンになるとEAが逆転する組合せもあり、LPDが適用できる可能性がある。本発表では、分子イオンへのLPDの適用の可能性について検討する。