2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 材料・デバイスを繋ぐ極限環境ナノ界面科学

[8p-Z01-1~7] 材料・デバイスを繋ぐ極限環境ナノ界面科学

2020年9月8日(火) 13:30 〜 17:15 Z01

永村 直佳(物材機構)、菅原 徹(阪大)、笘居 高明(東北大)

14:15 〜 14:45

[8p-Z01-3] 人間の心臓はなぜ左側に偏っているのか?〜生物の形の非対称性とその数理〜

秋山 正和1、須志田 隆道2、稲木 美紀子3、松野 健治3 (1.明大MIMS、2.サレジオ高専、3.阪大院生物)

キーワード:数理モデル, 形態形成

動物園では多くの動物を見ることができます.彼らの体の形は正面から見て,左側と右側が同じ形,つまり左右対称です.しかし,心臓や肝臓などいくつかの臓器は,体の偏った位置にあり左右非対称であることが知られています.このように多くの生物では,外からみた形は対称でも,体の内側では非対称な臓器配置を持っています.そうした非対称性がどのようなメカニズムによって作られているのかは古くから未解明の問題として知られていましたが,最近になって有力な説がいくつか提案されており,特に数理を使ったアプローチによって現象の一端が解明されつつあります.どうぞ気軽な気持ちでご参加ください.