2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

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CS コードシェアセッション » 【CS.2】 3.2 材料・機器光学と12.3 機能材料・萌芽的デバイスのコードシェアセッション

[8p-Z13-1~10] 【CS.2】 3.2 材料・機器光学と12.3 機能材料・萌芽的デバイスのコードシェアセッション

2020年9月8日(火) 12:45 〜 15:30 Z13

吉田 浩之(阪大)、三宮 俊(リコー)

15:15 〜 15:30

[8p-Z13-10] 分子内電荷移動(CT)性の変化によるポラリトン緩和ダイナミクスの制御

〇(DC)石井 智大1、儘田 正史1、Bencheikh Fatima1,3、宮田 潔志4、恩田 健4、安達 千波矢1,2,3 (1.九大・OPERA、2.九大 ・WPI-I2CNER、3.Koala Tech Inc、4.九大・理学部)

キーワード:ポラリトン, 有機物, 微小共振器

光共振器中の共振モードと有機分子の励起状態が強結合した励起子ポラリトンは室温でBose-Einstein凝縮(BEC)相へ転移する。BEC転移が引き起こされる閾値の低減にはポラリトン緩和速度の高速化が鍵として考えられているが、そのための分子設計指針は明確化されていない。そこで本研究では、分子の励起に伴う分子内電荷移動(CT)強度の異なる分子材料に着眼し、CT強度によりラビ分裂を系統的に変化させ、カップリング定数とポラリトンの緩和ダイナミクスの相関関係を明らかにすることを試みた。