2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.4 熱電変換

[8p-Z18-1~16] 9.4 熱電変換

2020年9月8日(火) 12:30 〜 17:15 Z18

小矢野 幹夫(北陸先端大)、冨田 崇弘(東大)、石部 貴史(阪大)

14:45 〜 15:00

[8p-Z18-8] 半導体/強磁性体金属積層構造における異常ネルンスト係数の増大

〇(M1)北浦 怜旺奈1、石部 貴史1、Himanshu Sharma2、水口 将輝3、中村 芳明1 (1.阪大院基礎工、2.東北大金研、3.名大工)

キーワード:ネルンスト, 超格子, 強磁性

異常ネルンスト効果を用いた熱電変換デバイスは同じZTで比べた場合、ゼーベックデバイスよりも変換効率が高い点で注目を集めている。しかし、現状のZTは低く、実用化には程遠い。近年、強磁性金属の積層構造を用いることにより、界面効果により、異常ネルンスト係数が増大することが報告された。一方で金属は熱伝導率が高いため、結果としてZTは低くなる。そこで我々は低熱伝導率な半導体ナノ構造と、強磁性体金属を融合した積層構造を提案する。