[8p-Z29-1~8] 17.1 カーボンナノチューブ，他のナノカーボン材料

△ [8p-Z29-5] (6,4)単層カーボンナノチューブのカイラリティ選択機構における気相中炭化水素前駆体の効果

〇椎名 悟¹、金子 俊郎¹、加藤 俊顕^1,2 (1.東北大院工、2.JSTさきがけ)

キーワード：カーボンナノチューブ, プラズマCVD, カイラリティ制御

我々は，ナノスケール触媒の表面状態制御を用いて(6,4)SWNTsの高純度合成に成功している．更なる純度向上に向けて，本研究では(6,4)SWNTs純度とプラズマCVD中の気相状態の相関に着目した．様々なプラズマ条件下で合成実験を行ったところ，プラズマ生成前後の気相状態の変化と(6,4)SWNTs純度に一定の相関が見られた．これより前駆体組成がカイラリティ選択性へ強い影響を与えることが示唆された．