[8p-Z29-1~8] 17.1 カーボンナノチューブ，他のナノカーボン材料

[8p-Z29-8] 超高圧水素雰囲気中で水素を吸蔵したナノポーラスカーボン

〇李 恒¹、小松 啓志¹、津田 欣範²、齋藤 秀俊¹ (1.長岡技科大、2.ヒューズテクノネット)

キーワード：ナノポーラスカーボン, 水素

本研究室で合成したナノポーラスカーボン(NPC)は、アルカリ賦活法により形成された、水素吸蔵に適したミクロ孔を有している¹⁾。これまで77Kにおける水素吸蔵量を測定したところ、NPC5と呼ばれる試料において、圧力12 MPaの条件で5.5 wt%の水素吸蔵量を得た。この試料は3000 m²/gの高い比表面積を有する。そのため、さらなる水素加圧を行うことにより、より高い水素吸蔵量が得られると確信し、本研究では、静水圧を使うことにより100-400 MPaの水素加圧を実現して、この条件下でNPC5に水素を吸蔵させた。今回は、NPC5からの水素の放出量を調査した。