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[9a-Z04-4] 短波長化を目指した高Al組成-InAlAs障壁層を挿入した量子カスケードレーザの結晶成長
キーワード:結晶成長, 量子カスケードレーザ
量子カスケードレーザ(QCL)は中赤外域(4-10 μm)の小型光源として、様々な応用への適用が考えられている。また、QCLの短波長化の研究も行われており、都市ガスの主成分であるCH4(吸収帯3.3 μm)の高感度な計測への応用が期待される。しかしInGaAs/InAlAs系QCLの短波長化は、歪の増加による結晶品質の劣化に伴い、発振しきい値電流の増大が生じる。歪を制御し、伝導帯バンドオフセットを大きくして電子の注入層へのリークを防ぐことが重要である。今回、InAlAsにAlAsを挿入したQCLを試作し、その結晶特性と発光特性を評価したので報告する。