2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[9a-Z12-1~11] 12.7 医用工学・バイオチップ

2020年9月9日(水) 09:00 〜 12:00 Z12

野田 俊彦(豊橋技科大)、田中 徹(東北大)

09:00 〜 09:15

[9a-Z12-1] pH摂動法による両親媒性リン脂質ポリマーの上皮透過評価

〇(DC)波多野 豊晃1、松元 亮1,2、宮原 裕二1,2、合田 達郎3 (1.東京医歯大院医⻭総合、2.東京医歯大生材研、3.東洋大理工)

キーワード:両親媒性リン脂質ポリマー, pH摂動法, タイトジャンクション

上皮バリアは、生体恒常性を保つ一方で、薬剤吸収を阻む。従って、上皮バリアを突破可能なキャリア分子の需要は高い。リン脂質極性基を持つ親水性のMPCと疎水性のBMAからなる両親媒性リン脂質ポリマーは細胞膜を受動拡散で透過できる。そのため、キャリア分子として期待できる。本研究では、イオンバリア性の細胞膜/タイトジャンクションを高感度・高選択的に評価できるpH摂動法により上皮キャリアとしての有用性を評価した。