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[9a-Z12-11] マイクロ波マンモグラフィを用いた乳房内誘電率分布のダイナミクスに関する研究
キーワード:マイクロ波マンモグラフィ, 誘電率, ダイナミクス
乳房の体積は、エストロゲンやプロゲステロン等の女性ホルモンの影響を受け、生理周期に合わせて変化することは経験的に理解されてきたが、その内部における変化を詳細に追跡できた報告例は未だ存在しない。一方、我々の研究グループでは波動散乱の逆問題の解析解の導出を契機にマイクロ波マンモグラフィの開発に成功してきた。このマイクロ波マンモグラフィは、乳癌組織などの水分子密度の高い高誘電率領域と脂肪組織などのオレイン酸、パルミチン酸を主成分とする低誘電率組織の界面にて、マイクロ波が強く反射する性質を利用しており、本研究では、マイクロ波マンモグラフィにより健常女性の月経周期における乳房内部の誘電率の変動を可視化した結果について報告する。