[9a-Z15-1~11] 13.9 化合物太陽電池

[9a-Z15-10] Cu₂ZnSnS₄バルク多結晶のラマンスペクトルの励起光強度依存性Ⅱ

〇古山 由佳梨¹、原 昌史¹、大石 耕一郎¹、青柳 成俊¹、竹内 麻希子¹ (1.長岡高専)

キーワード：Cu2ZnSnS4, ラマン分光, フォトルミネセンス

本報告では放電プラズマ焼結 (SPS: Spark Plasma Sintering) 法で作製したCu₂ZnSnS₄ バルク多結晶の熱応力の評価としてラマン分光法を用いて光学的評価を行った結果について報告する。試料は組成比を調整したStoichiometric、Cu-poor, Zn-richを用いた。ラマンスペクトルはCu2ZnSnS4由来の各モードのピーク(257, 289, 339, 352, 370 cm-1)が確認された。励起光強度を上げるとStoichiometricのメインピークは低波数側にシフトした。また可逆性が確認できたことから，このピークシフトは熱応力に起因していることが確認できた。