[9a-Z24-1~10] 【CS.7】 7.4 量子ビーム界面構造計測と9.5 新機能材料・新物性のコードシェアセッション

[9a-Z24-6] 金ナノコロイド溶液のpHに依存する粒子径と固液界面電気二重層の相関

〇那須 歩果¹、金山 直樹^2,3、小川 智史¹、八木 伸也^1,4、池永 英司^1,4 (1.名古屋大工、2.理研、3.信州大医理工、4.名古屋大IMaSS)

キーワード：ナノ粒子, HAXPES, 電気二重層

近年応用の進んでいる金ナノコロイドを対象に、粒子径、pH(等電点)及び固液界面電気二重層との相関について調べた。pHを振り分けた電解質を用い、ゼータ電位測定装置、UV-vis、硬Ｘ線光電子分光法で測定した。高pHと比べて低pHでは、ゼータ電位が小さい、粒子径が経時で成長するなど、不安定であることが分かった。これらの結果と計算した界面電位においてpH 2.6が最も不安定であったことから、pH 2.6が極めて等電点に近いことを提案した。