2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

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CS コードシェアセッション » 【CS.6】6.5 表面物理・真空と7.6 原子・分子線およびビーム関連新技術のコードシェアセッション

[9p-Z05-1~14] 【CS.6】6.5 表面物理・真空と7.6 原子・分子線およびビーム関連新技術のコードシェアセッション

2020年9月9日(水) 12:30 〜 16:30 Z05

永村 直佳(物材機構)、光原 圭(立命館大)、滝沢 優(立命館大)

14:15 〜 14:30

[9p-Z05-7] 光励起によるTiO2 表面での 水 (H 、OH) 分解から水素 (H2) 発生予想

加藤 弘一1、福谷 克之1 (1.東大生産研)

キーワード:水素, 酸化チタン, アナターゼ

TiO2は水の酸化還元反応で水素、酸素を発生することが知られており、アナターゼにおいて光触媒活性が特に高い。光励起により水がHとOHに分解されることを理論から示したが、この光励起が続くと、電子ポーラロンとホールポーラロンの影響により、HもOHも高いエネルギー状態を維持する。これより、Hは比較的小さいエネルギー障壁で、恐らくトンネルにより発熱的に水素分子となると予測された。