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[9p-Z08-5] 電圧制御型スピントロ二クスメモリを用いたバイナリニューラルネットワーク用不揮発性論理素子
キーワード:スピン, MRAM, 論理演算素子
近年、バイナリニューラルネットワークを用いた深層学習技術が実用化されています。この技術では、頻繁な積和演算の実行と、メモリへのデータの頻繁な保存が必要となります。 しかし、転送バンド幅の不足や電力消費の増加により、既存のデバイスで、これに対応することが困難となっています。もし、ひとつのデバイスで演算機能とデータ保存機能を行えれば、上述の多くの問題を解消できます。これを可能とするのが、図1に示す電圧制御型スピントロニクスメモリです。この不揮発メモリセルでは、CT1端子とCT2端子に入力信号1をVT1端子とVT2端子に入力信号2を入力し、2つのMTJの記憶層の磁化方向を書き変えることで積和演算(XNOR)の実行が可能です[1], [2]。講演では、XNOR演算機能を実行させる手順等の詳細に関して説明します。