2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[9p-Z17-1~22] 3.1 光学基礎・光学新領域

2020年9月9日(水) 13:00 〜 19:45 Z17

田口 敦清(北大)、居波 渉(静大)、山中 真仁(名大)、杉田 篤史(静大)

16:30 〜 16:45

[9p-Z17-11] 光子-電子結合系における複数分極集団の同期現象に対する全量子論

〇(D)瀬崎 陸1、小林 潔1,3、宮島 顕祐2、石川 陽1 (1.山梨大院工、2.東理大理、3.東洋大経)

キーワード:超蛍光, 超放射, 同期現象

我々は現在までに、共振器 QED 系における超蛍光とレーザーを包括的に扱う理論を構築し、古典的現象であるレーザーと量子論的現象である超蛍光の違いを明らかにすることを目的として研究を進めきた。今回の講演では、古典的な効果である誘導放出が量子論的効果である真空場揺らぎを起源とし た複数分極集団の同期現象に及ぼす影響を明らかにし、超蛍光とレーザーの同期現象的なメカニ ズムの違いと両者のクロスオーバーの解明を目指す。蔵本モデルのアナロジーを基に導出した方程式をもとに、 誘導放出が超蛍光へ及ぼす効果を明らかにし、超蛍光とレーザーのクロスオーバーのメカニズムに対する同期現象の観点からの得られた知見について講演する。