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[9p-Z22-4] 電気力学天秤を用いた有機物単結晶の作製
キーワード:電気力学天秤
近年、製薬の研究において、タンパク質の構造解析は重要な作業工程の一つである。この構造解析の方法はタンパク質を結晶化させ、そしてX線を用いた結晶構造解析を行うことが主流である。しかし、現在タンパク質の単結晶を作製する方法は1.レーザー照射などの精密で高額な機器を使用する方法、2.シッティングドロップ法やハンギングドロップ法などの結晶化に長い時間がかかる方法である。そこで、本研究ではこれらの設備・時間的コストを解消するために、以前に微粒子サイズの単結晶を作製した実績がある電気力学天秤を使用してタンパク質の単結晶作製を最終目的とした。その第一段階としてアミノ酸単結晶を作製する実験を行った。