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[9p-Z27-14] Fe(Se,Te)薄膜の磁場侵入長の組成依存性
キーワード:鉄系超伝導, 薄膜, 磁場侵入長
FeSe薄膜試料のSeサイトをTeで置換していくと,構造相転移が消失する組成で超伝導転移温度Tcが1.5倍程度上昇する振る舞いが観測される.この原因を超流体密度の観点から調べるためにFe(Se,Te)薄膜の磁場侵入長測定を行った. 正方晶相と斜方晶相を含めたすべての試料において,Tcがλ(0)-2(∝超流体密度)に比例する振る舞いが観測された.Fe(Se,Te)薄膜におけるTcの上昇は,伝導キャリアの増大とそれに伴う超流体密度の増大に由来すると考えられる.