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[12a-A405-10] C60分子接合におけるSERS活性サイト間の遷移
キーワード:表面増強ラマン散乱、電流‐電圧特性、分子接合
表面増強ラマン散乱 (SERS)計測は単一分子検出法として注目を集めている。一方、単分子SERSスペクトルの揺らぎが大きく、電子状態に由来したスペクトル変化の観測が困難である。本研究ではC60分子接合のSERS計測と電流-電圧計測を行うことで電子状態がSERSスペクトルに与える影響の解明を目指した。結果、分子接合中では金属-分子相互作用の異なる電子状態が存在し、相互作用の大きいさがSERS観測確率に影響を及ぼしていることが示唆された。