2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.6 ナノバイオテクノロジー

[12a-A407-1~11] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2020年3月12日(木) 09:00 〜 12:00 A407 (6-407)

熊谷 慎也(名城大)、早水 裕平(東工大)

11:45 〜 12:00

[12a-A407-11] FMO-DPDの連携による脂質二重膜、タンパク質の構造解析システムの整備と応用

奥脇 弘次1、新庄 永治2、西田 瑠花2、加藤 幸一郎3、土屋 裕大朗1、土居 英男4、望月 祐志1,5、福澤 薫2,5、米持 悦生2 (1.立教大理、2.星薬大、3.みずほ情報総研、4.産総研 CD-FMat、5.東大生研)

キーワード:脂質二重膜、フラグメント分子軌道、分子シミュレーション

分子シミュレーションは様々な原子論的知見が得られるために、生体分子の機能解明の手段として注目を集めている。我々はここ数年、フラグメント分子軌道(FMO)計算と散逸粒子動力学(DPD)シミュレーションを連携する技術を開発し、脂質膜を対象に高精度の構造解析を行ってきた。今回は複数種の脂質とコレステロールの混合系と、膜透過に重要な役割を果たすペプチドに焦点をあて、計算システムの整備も併せた種々の検証結果を報告する。