2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[12a-A408-1~12] 12.7 医用工学・バイオチップ

2020年3月12日(木) 09:00 〜 12:15 A408 (6-408)

當麻 浩司(医科歯科大)、南 豪(東大)

11:30 〜 11:45

[12a-A408-10] 腸内細菌叢の非侵襲評価のための呼気メタノール用センサ

前野 夕紀1、岩崎 芳菜子1、當麻 浩司1、荒川 貴博1、三林 浩二1 (1.医科歯科大)

キーワード:バイオセンサ、メタノール、腸内細菌叢

近年、腸内細菌叢について食物栄養学や免疫学の観点からの機能評価が報告されており、より簡便な評価技術が求められている。例えば、Bacteroidetes門に分類される腸内細菌は、ペクチンの分解過程でメタノール(MeOH)を生成し、このMeOHは呼気へ放出されることから、呼気中のMeOH濃度計測は腸内細菌の簡便かつ非侵襲的な評価の一助になると考えられる。本研究では、酵素反応を利用したMeOHガス計測用の生化学式ガスセンサを開発し、呼気MeOH計測へ応用した。