2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[12a-A408-1~12] 12.7 医用工学・バイオチップ

2020年3月12日(木) 09:00 〜 12:15 A408 (6-408)

當麻 浩司(医科歯科大)、南 豪(東大)

12:00 〜 12:15

[12a-A408-12] 心筋トロポニンのための表面プラズモン増強蛍光(SPF)イムノセンサ

ハオ ザイチェン1、大石 紘希1、當麻 浩司1、荒川 貴博1、三林 浩二1 (1.医科歯科大)

キーワード:イムノセンサ、心筋トロポニン、表面プラズモン増強蛍光

周術期心筋梗塞(perioperative myocardial infarction, PMI)は術後に発症する急性の心筋梗塞で、死亡率は最大で25% にも達することから、早期発見・治療が重要である。PMIの早期発見には心筋マーカーである心筋トロポニン(cardiac troponin, cTn)の濃度計測が有効だと考えられることから、周術期においてcTn濃度変化をモニタリングすることで、PMIの早期発見が可能になると考えられる。そこで、本研究では心筋トロポニンI (cTnI)の免疫モニタリングを最終目標とし、「表面プラズモン増強蛍光(surface plasmon enhanced fluorescence, SPF)センサ」と「pH耐性を有する膜タンパク(ORLA85)を用いた感応部再生技術」を組み合わせ、新規なcTnI用SPFイムノセンサの開発を行った。