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[12a-A409-3] LARP法を用いた2Dペロブスカイトナノ粒子の作製
キーワード:層状ペロブスカイト、励起子、ナノ粒子
有機-無機二次元ペロブスカイト化合物は量子井戸構造を形成し、優れた光学特性を示す。本研究では蛍光特性の向上を目的として、オレイルアミンとオレイン酸を有機配位子として導入し、二次元ぺロブスカイト化合物のナノ結晶化を試みた。蛍光測定の結果、453 nmを中心とする半値幅17 nmの鋭い励起子発光が観察された。蛍光量子収率は75%であった。XRD測定より、2.2°(38 Å)を第一回折とする一連の回折パターンが観察され、層状構造を有するナノ粒子の形成が示された。