[12a-B414-1~10] 3.9 テラヘルツ全般

[12a-B414-2] 共鳴トンネルダイオードを用いたリング型差動発振器のベースバンド帯域の広帯域化

〇岩松 秀弥¹、西上 直毅¹、西田 陽亮²、冨士田 誠之¹、永妻 忠夫¹ (1.阪大、2.ローム)

キーワード：テラヘルツ、共鳴トンネルダイオード、発振器

超高速無線通信への応用に向けて有望なテラヘルツ共鳴トンネルダイオード(RTD)は，高出力化が課題である．我々はひとつの有望なアプローチとして，2つの共鳴トンネルダイオードを有するリング型差動発振器を提案してきた．今回，同デバイスの変調のためのベースバンド回路内のワイヤボンディング部を改良することで帯域を向上させ，高感度なRTD同期検波受信器を使用して，25 Gbit/sのエラーフリー無線伝送に成功したので報告する．