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[12a-PA2-9] X線照射によるSWNTガスセンサの感度変化
キーワード:CNTガスセンサ、X線照射、欠陥
我々は単層カーボンナノチューブ(SWNT)の構造改変法としてX線照射欠陥生成の研究を進めてきた。今回、X線照射前後でSWNTガスセンサのエタノールに対する感度dR/R0を測定した。未照射試料では濃度依存性が現れないのに対し、X線照射試料では濃度依存性が強く現れた。これは生成された空孔欠陥のダンブリングボンドと、エタノールの非共有電子対を持つ酸素が相互作用し、吸着が促進され高濃度で高感度が得られたと考えられる。