09:30 〜 11:30
[12a-PB3-10] ポルフィリン誘導体の官能基および中心金属に依存する分子凝集構造の統一的理解
キーワード:分子配向、ポルフィリン、pMAIRS
ポルフィリン誘導体は,置換基や中心金属の選択の幅が広いため,分子軌道のエネルギー準位の調整が容易な半導体材料である.しかし,分子一次構造が薄膜中の凝集構造に及ぼす影響は整理されていない.本研究では,置換基にピリジル基を選択するとC–H/N分子間相互作用が働き,高結晶性薄膜を形成するが,さらに環中心にZn原子を挿入し平面性を高くすると,C–H/N相互作用を形成できず結晶化しないことを明らかにした.