2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[12p-A205-1~15] 8.2 プラズマ成膜・エッチング・表面処理

2020年3月12日(木) 13:45 〜 18:00 A205 (6-205)

太田 貴之(名城大)、深沢 正永(ソニーセミコンダクタソリューションズ)、岩瀬 拓(日立製作所)

17:45 〜 18:00

[12p-A205-15] プラズマ誘起欠陥の発生と修復 ~c-Siへの水素拡散と欠陥~

布村 正太1、坂田 功1、松原 浩司1 (1.産総研 太陽光発電研究センター)

キーワード:プラズマ誘起欠陥、水素原子、パッシベーション

半導体プラズマプロセスにおいて、デバイス内の水素起因の欠陥を理解し制御することは、デバイスの高性能化及び信頼性の向上に向け極めて重要である。筆者等は、これまでに、水素(H2)プラズマ照射下の結晶シリコン(c-Si)の光電流をその場計測し、欠陥の発生と修復に関する以下の知見を報告してきた。(i)イオンやフォトンに加え、水素(H)原子等のラジカル種も欠陥を形成する。(ii) c-Si表面のH原子起因の欠陥は熱アニールにより回復する。(iii)過剰なH原子照射により表面欠陥層(DSL)が形成され、このDSLは熱アニールによる修復は困難である等を示してきた。今回、薄膜成長時の下地c-SiへのH原子起因の欠陥を調査したので報告する。