15:00 〜 15:15
[12p-A402-7] ペリレンジイミドのベイ位置の修飾による有機太陽電池の電圧損失削減
キーワード:有機太陽電池、アクセプタ分子
ペリレン誘導体のベイ位置の選択的ブロモ化反応を用いて、ペリレンジイミドの4つのベイ位置を位置選択的に電子供与性基で置換した新規アクセプタ分子を開発した。その分子の太陽電池は参照分子との比較で開放端電圧が0.25 Vも大幅に向上した。高感度EQE測定からこのVOC向上の原因は、置換基の導入によりLUMOが上昇したことで、電荷分離に要するエネルギー差を低減できたこと、さらに無輻射再結合が抑制されたためとわかった。