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△ [12p-A409-5] 超高速な逆項間交差を示す純有機発光材料の実現とデバイス化
キーワード:有機EL、逆項間交差、熱活性型遅延蛍光
熱活性型遅延蛍光(TADF)材料において、逆項間交差(RISC)の高速化が目下の課題である。本研究では、RISCを高速化するため、tilted Face-to-Face with Optimal distance (tFFO)と名付けた分子設計指針を確立し、電荷移動型(CT)励起一重項および三重項、局所励起三重項(3LE)の3つのエネルギー準位を近接させた分子TpAT-tFFOを新規に設計した。その結果、RISCの速度定数が1.2×107 s−1と極めて大きな値を実現することに成功し、この高速なRISCによって、高輝度領域においても高効率発光を示す有機EL素子を実現した。