2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

10 スピントロニクス・マグネティクス » 10.4 半導体スピントロニクス・超伝導・強相関

[12p-A501-1~16] 10.4 半導体スピントロニクス・超伝導・強相関

2020年3月12日(木) 13:15 〜 17:45 A501 (6-501)

ファム ナムハイ(東工大)、高村 陽太(東工大)、黒田 眞司(筑波大)

16:30 〜 16:45

[12p-A501-12] ドット中の単一Crスピンの緩和に対する光励起フォノンの影響

〇(M2)牧田 憲治1、有野 雅史1、森田 真衣1、黒田 眞司1、ビソンブ ルシアン2、ボウカリ エルベ2、ティワリ ビべカナンド2 (1.筑波大院数理物質、2.CNRSネール研)

キーワード:半導体量子ドット、磁性、結晶成長

我々は量子ドット中の3d遷移元素のCr原子1個による単一スピンを対象とし、量子情報処理への応用を目指した研究を行っている。量子ビットへの応用にはスピンのコヒーレンス時間が重要であり、以前の研究で、暗状態でのCrスピン緩和時間は約2µsという結果が得られている。本研究では、Crスピンの緩和の機構の解明を目指し、3パルスポンプ・プローブ実験により、光励起により生成されるフォノンがCrスピン緩和に及ぼす影響を調べた。