[12p-D209-1~17] 2.2 検出器開発

[12p-D209-14] Well型Glass GEMを用いた重粒子線ビームの動的イメージング

〇藤原 健¹、古場 祐介²、三津谷 有貴³、川原 秀斗⁴、中村 吏一朗⁴、辰本 隆太⁴、前畑 京介⁴ (1.産総研、2.放医研、3.東大、4.九大)

キーワード：Glass GEM、重粒子線、放射線治療

本研究では重粒子線のような高LET放射線をイメージング・計測するためにGlass GEMとアノードを密着させ、新しくWell型にした検出器を開発し、放射線医学総合研究所のHIMACにてスポットスキャニングビームの動的イメージングを行った。本検出器は100mm□の有感面積を持ち、重粒子線の動的イメージングとブラッグピークの測定を行った。高分解能な二次元検出器となっており、ピーク・プラトー比では４を超えるような高LETの測定でも、事実上の標準品である医療用のイオンチェンバーと遜色のない測定結果が得られることを確認した