[12p-D209-1~17] 2.2 検出器開発

△ [12p-D209-16] Liガラスシンチレータを用いた光ファイバ型中性子検出器の出力線形性および放射線耐性

〇(M2)石川 諒尚¹、山﨑 淳¹、渡辺 賢一¹、吉橋 幸子¹、瓜谷 章¹ (1.名古屋大学大学院工学研究科総合エネルギー工学専攻)

キーワード：光ファイバ型中性子検出器、リアルタイム測定、放射線耐性

我々の研究グループでは、高強度中性子場において使用可能なリアルタイム中性子モニタとして、光ファイバ型中性子検出器の開発を行っている。本研究では、中性子検出媒体にLiガラスを用いて検出器を製作、その計数率特性を評価し、従来の約10倍の計数率においても出力線形性を維持できることを示した。さらに、放射線耐性の評価では、熱中性子フルエンス2×10¹² n/cm²を超える中性子照射において、検出器の劣化は確認されなかった。