2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.4 熱電変換

[12p-D221-1~9] 9.4 熱電変換

2020年3月12日(木) 13:00 〜 15:30 D221 (11-221)

阿武 宏明(山口東理大)、高尻 雅之(東海大)

15:15 〜 15:30

[12p-D221-9] 相転移を利用した三次電池

柴田 恭幸1、岩泉 滉樹2、福住 勇矢2、守友 浩2,3 (1.群馬高専、2.筑波大数理、3.筑波大TREMS)

キーワード:三次電池、エネルギーハーベスト、相転移

我々は、外界の温度変化により自ら充電される「三次電池」を提唱している。三次電池は、電解液中に酸化還元電位の温度係数α( = dV/dT)の異なる2種類の電池材料を正負極に配置した構成となっており、セル全体に温度変化を与えることで起電力が得らえる。今回は、相転移を示す電極材料を利用することで、昇温に伴いセル電圧Vcellが徐々に上昇し、320K付近で急峻なVcellの上昇により120mV程度の熱起電力が得られることがわかったため、報告する。