2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

3 光・フォトニクス » 3.9 テラヘルツ全般

[12p-PA1-1~18] 3.9 テラヘルツ全般

2020年3月12日(木) 13:30 〜 15:30 PA1 (第3体育館)

13:30 〜 15:30

[12p-PA1-16] 広帯域高周波数分解能on-chip CW THz分光法の開発

吉岡 克将1、熊田 倫雄1、村木 康二1、橋坂 昌幸1 (1.NTT物性研)

キーワード:超高速輸送現象、テラヘルツ、オンチップ

あらゆる電子デバイスの開発には、電気輸送特性の定量的評価が必要不可欠である。エレクトロニクスの更なる高速化のためには、既存の高周波デバイスの動作領域であるGHz帯から未開拓領域であるTHz帯に渡る広帯域な電流応答を、同一の測定系で、かつ高い周波数分解能で評価する手法の開発が必要である。そこで我々は、周波数可変な2色のCWレーザーが作り出す干渉を利用したコヒーレントホモダイン分光法を応用することで、導波路上を数百μm伝播する高周波電流応答を5 GHz ~ 1.5 THzに及ぶ広帯域かつ数MHzの高い周波数分解能でon-chip計測することに成功したので報告する。