2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[12p-PA4-1~20] 9.4 熱電変換

2020年3月12日(木) 16:00 〜 18:00 PA4 (第3体育館)

16:00 〜 18:00

[12p-PA4-17] 2点IS法によるバルクBi2Te3熱電変換素子のzTの温度依存性測定

〇(DC)大塚 美緒子1,2、長谷川 靖洋1 (1.埼玉大、2.学振DC1)

キーワード:インピーダンススペクトロスコピー法、zT、ハーマン法

熱電変換素子の無次元性能指数zT評価は、ゼーベック係数, 抵抗率, 熱伝導率の個々の物性測定を要するが、一方でハーマン法によるDC抵抗およびAC抵抗測定によってもzT評価は行われてきた。しかし、ハーマン法を用いる際にAC抵抗の定義が不明瞭であることが問題点としてあげられる。そこで、本研究では測定するインピーダンスZ(ω)の設定周波数fを、Z(f→∞)およびZ(f→0)を特定するのに最適な2点(flow, fhigh)に限定することで、zT測定時間を大幅に削減し、さらに設定周波数による測定誤差の評価方法を確立した(2点IS法)。