[12p-PA5-1~34] 12.4 有機EL・トランジスタ

[12p-PA5-26] DMBI誘導体の電荷移動錯体の構造と伝導性

〇鈴木 叶瑛¹、Yoo Dongho¹、清田 泰裕¹、植草 友輝¹、川本 正¹、森 健彦¹ (1.東工大・物質理工学院)

キーワード：電荷移動錯体、有機半導体、DMBI

1,3-ジメチル-2-フェニル-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾイミダゾール(DMBI)誘導体がnドーパントとして注目を集めている。しかしながら結晶構造が判明したDMBIの電荷移動錯体の報告例は少なく、フェニル置換誘導体に関してはほとんど研究されていない。そこで、DMBI誘導体とF_nTCNQとの電荷移動錯体を作製し、結晶構造と伝導性について調べたところ、メトキシ置換の誘導体とF₂TCNQとの錯体において、抵抗率が135Ωcmと比較的低い値が観察された。