2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[12p-PA6-1~15] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2020年3月12日(木) 16:00 〜 18:00 PA6 (第3体育館)

16:00 〜 18:00

[12p-PA6-3] ウェアラブル皮膚アンモニア測定に向けた
ポリアニリン-ゼオライトガスセンサの開発

矢野 泰生1、山原 弘靖1、関 宗俊1、田畑 仁1 (1.東大工)

キーワード:ガスセンサ、バイオセンサ、ナノ粒子

生体ガスを用いた体調モニタリングが近年注目されている。本研究では、皮膚から放出されるガスのうち肝機能障害や疲労度との関連が指摘されているアンモニアに焦点をあて、高感度検出とガス選択性を有するウェアラブルアンモニアセンサーの開発を目指した。アンモニアガスに反応する抵抗変化媒体として導電性高分子ポリアニリン(PANI)と酸化物ナノ粒子のナノコンポジット薄膜、ガス濃縮素子に多孔質ゼオライトを用いたガスセンシングデバイスを作製し、その性能評価を行った。その結果、作製したセンサ素子はアンモニアに選択的に反応し、200 ppbの感度を達成した。