2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.2 グラフェン

[13a-A401-1~11] 17.2 グラフェン

2020年3月13日(金) 09:00 〜 11:45 A401 (6-401)

有江 隆之(阪府大)

09:30 〜 09:45

[13a-A401-3] ひずみ印加によるキャビティ封止型グラフェン共振器の共振特性向上

〇(M1)上坂 淳平1、喜種 慎1、澤田 和明1、高橋 一浩1 (1.豊橋技科大)

キーワード:グラフェン、共振特性、SU-8

近年グラフェンをセンサ機能膜として吸着分子を定量するMEMS共振型センサが注目されている。しかし、グラフェン共振膜が軽いことにより低Q値を示し、周波数分解能が低下してしまう。本研究では、ドラム構造の架橋グラフェンの両端にSU-8パターンを形成し、SU-8の熱収縮によってfQ積の向上を検討した。熱処理により共振周波数は1.13倍、Q値は1.7倍となり、ドラム構造の架橋グラフェンでの共振特性の向上を示すことができた。