2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.2 薄膜,厚膜,テープ作製プロセスおよび結晶成長

[13a-B407-1~11] 11.2 薄膜,厚膜,テープ作製プロセスおよび結晶成長

2020年3月13日(金) 09:00 〜 12:00 B407 (2-407)

舩木 修平(島根大)、土屋 雄司(名大)

09:00 〜 09:15

[13a-B407-1] (BaO2/Ca2Cu3Oy (O,F)2)m積層による頂点フッ素系銅酸化物の薄膜化

〇(B)樋口 勝識1、木場 信一郎1、濱辺 裕子1、伊豫 彰2 (1.熊本高専、2.産総研)

キーワード:超伝導体、薄膜、頂点フッ素系銅酸化物

頂点フッ素Ba系銅酸化物高温超伝導体Ba2Can-1CunO2n (O,F)2 (Ba-02(n-1)n)は,有毒な元素を含まず,高圧合成法によるバルク材料で臨界温度(TC)が最高120 Kの物質である.本物質は,薄膜化には成功しているものの,転移開始温度(Tco)が76.5 Kとバルク材料に比べて低く,Ba(O,F)2の形成に課題を見出している.本発表では,(BaO2/Ca2Cu3Oy (O,F)2)mのm= 30層堆積により,Tco=62.4 Kの薄膜化とBa量の制御が可能になることを報告する.