[13a-B508-1~10] 3.9 テラヘルツ全般

[13a-B508-2] [第4回フォトニクス奨励賞受賞記念講演] 波長可変バックワードテラヘルツ波パラメトリック発振の実現

〇縄田 耕二¹、南出 泰亜¹ (1.理研)

キーワード：非線形光学波長変換、テラヘルツ波パラメトリック発振、疑似位相整合デバイス

我々は、モバイル型の非線形光学波長可変光源を目指し、バックワードテラヘルツ波パラメトリック発振を実現した。特筆すべきは、近赤外パルスレーザー光を入力するだけで、共振器構造なしに発振を実現し、加えて物質の透過性が高いサブテラヘルツ領域を主として広帯域に波長可変性を実証したことである。励起光源の小型化も進んでおり、テラヘルツ波光源がロボットや移動体などへユビキタスに搭載できる未来が見えてきた。