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[13a-D221-5] EDTA金属錯体を原料としたNi膜の合成と基礎特性
キーワード:EDTA金属錯体、Ni膜
近年は携帯電話や無線LANなど,日常生活において様々な場面で電磁波が利用されており,情報漏洩のハード側からの問題解決が求められている。電磁波を遮蔽したい建物を構成するモルタルやコンクリートに電磁波遮蔽性コーティングすれば,コンクリート構造体のみで電磁波の制御も可能となる。本研究室では過去にNi2+をキレートしたエチレンジアミン四酢酸(EDTA : Ethylene Diamine Tetraacetic Acid)金属錯体水溶液を出発原料とし、ステンレス鋼SUS304基板上へ塗布・乾燥後,酸水素炎により塗布・乾燥した面を強熱することでNiコーティングを合成した。本研究ではNi2+をキレートしたEDTA金属錯体水溶液を原料とした,Ni膜によるモルタル硬化体表面コーティングを試みる。