2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.4 熱電変換

[13a-D511-1~12] 9.4 熱電変換

2020年3月13日(金) 09:00 〜 12:15 D511 (11-511)

小矢野 幹夫(北陸先端大)、竹内 恒博(豊田工大)

11:00 〜 11:15

[13a-D511-8] トポロジカル絶縁体Bi2−xSbxTe3−ySey表面の熱電特性:イオン不純物の影響

千葉 貴裕1、小峰 啓史2、高橋 三郎3 (1.福島高専、2.茨城大工、3.東北大AIMR)

キーワード:トポロジカル絶縁体、熱電効果、不純物散乱

本研究では、トポロジカル絶縁体であるBi2−xSbxTe3−ySey (BSTS)における元素置換を動機として、電荷乱れを導入した表面における熱電特性を理論的に研究した。イオン不純物のモデルとしてクーロン型の長距離ポテンシャル、およびデルタ関数型の短距離ポテンシャルの2つを想定し、ボルツマンの輸送理論により熱起電力およびZTを計算した。BSTS表面における熱起電力の実験と比較した結果、低温ではクーロン型の不純物散乱が支配的であることがわかった。