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△ [13a-D511-8] トポロジカル絶縁体Bi2−xSbxTe3−ySey表面の熱電特性:イオン不純物の影響
キーワード:トポロジカル絶縁体、熱電効果、不純物散乱
本研究では、トポロジカル絶縁体であるBi2−xSbxTe3−ySey (BSTS)における元素置換を動機として、電荷乱れを導入した表面における熱電特性を理論的に研究した。イオン不純物のモデルとしてクーロン型の長距離ポテンシャル、およびデルタ関数型の短距離ポテンシャルの2つを想定し、ボルツマンの輸送理論により熱起電力およびZTを計算した。BSTS表面における熱起電力の実験と比較した結果、低温ではクーロン型の不純物散乱が支配的であることがわかった。